絵が好きだからというだけで

受験した先輩の話

先輩A

入学・2019年度

所属/視覚デザイン学科

合格/一般前期 鉛筆描写

出身/新潟県

Q:どうして長岡造形大の受験を?

A:絵が好きだったから

本当にそれだけだったんです。知識や技術はともかく、とにかく昔から絵を描くのも見るのも好きだった。将来何になりたいとか何がしたいとか、高校生のその当時それすら考えられなくて、「数年後自分生きてるのか?」ぐらいのレベルでした。いよいよ進路定めないとダメだ、ってなった時に、「一旦将来とか置いておいて、とりあえず好きなことちゃんと学んでみよう」ということで本校の受験を決めました。

Q:デッサンの経験は?

A:全くなかった

全くないくせに一般前期しか受けていません。あまりに無謀すぎるので真似をするのはお勧めしませんが、その当時の私は5教科全てをカバーする方(+小論文)が無謀だと感じており、前期の鉛筆描写を選択しました。受験の制度が変わってきているのではっきりとは言えませんが、一度はデッサンを見様見真似でもやってみるといいかと思います。やってみて、がっつり5教科詰め込んだ方がいいのか、それとも国英数に絞ってデッサンを荒削りでもやってみるか。自分にとってどっちの方が点を稼げるかを見極めるのがまず大きな第一歩になると思います。

デッサンって何だ?って人のためのざっくりしたやり方

Q:入ってからどう感じた?

A:レベル差は感じるけどいい刺激ではある

いろんな受験の選択の仕方があるので、もちろんいろんな人が集まりますし、すでに技術を身につけている人はそこらじゅうにいます。そこらじゅうにいるのでいい刺激も悪い刺激も受けますが、そこもまた魅力の一つと私は感じています。表現や感性を見て、学んで、盗んで、「じゃあ自分だったらもっとこうする」みたいな、刺激を経験値に変えていける機会はとても多いです。格上の人をどう見て、どう感じるかは人それぞれですが、創作活動するに当たってとても良い刺激的な環境になっているとは感じています。

Q:授業は大変?

A:大変

ぶっちゃけ結構制作は大変です。案はすぐ出てきて方針も決まったけどそこから手が進まないとか、そもそもアイデアが出てこないとか、すぐできるものだろうと甘く見ていたら思いきりつまずくとか、割とザラです。見積もるのが難しい世界だと感じているので、なるべく早め早めに取り掛かるのが大事なのではないかなと感じています。ただ今まで気に留めていなかった分野に触れたり作ったりするので、自分では気づくことのできなかった自分の長所や短所を きっかけになります。何かあれば先生もいるのでぼんやりした段階でも相談しておくのがいいかもしれません。

Q:受験生にメッセージをお願いします

A:諦めなければ割と何とかなるかもしれない

受かりそうにないとか、やれそうにないとか、思っていたり誰かに言われたりすることもあるかもしれません。私自身も「高3からデッサン始めて受験目指すのは無茶だ」と言われました。でも実際やってみたらどうにかなったわけで、人間頑張ってみれば、手をつけてみれば、上手くいく確率は必ず生まれます。あくまで確率ですが、0%よりは勝機はあります。最後の最後まで諦めずに突っ走ってみてください。

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